学会事務局では、新型コロナウイルス感染症の流行に関して、3密を避けるため、昨年7月・8月につきましては、勤務時間を10時~16時(従来は10時~17時)に短縮して運用してまいりました。

最近の感染状況を東京都で限定して調査すると、PCR検査の陽性率は5月に比べ約5分の1に(検査数はこの間約8倍に)、重症患者数は約半分に低下し、発熱などの相談件数も横ばいで推移しております。また、重症患者数は5月の1/3に低下しておりますが、入院患者数全体では5月と同程度で推移しております。

しかし、新たな感染者数は4月の約2倍、接触歴等不明者数も同様に約2倍程度で推移しております。東京都の総括コメントでは、8月27日時点で、感染状況は「感染が拡大していると思われる」、医療供給体制は「体制強化が必要であると思われる」との評価です。

学会事務局は、池袋西口の繁華街を通った先にあり、また公共交通機関の密状態が進んでおり、感染のリスクが大きい事が心配されます。

日本栄養・食糧学会では、会員の個人情報などを多く扱う関係から、使えるパソコンを制限し、メールの転送も控えてまいりました。

システム的に、在宅勤務が難しい状況です。

学会の事務局といたしましては、社員総会、臨時理事会が終了し、新しい役員の体制が整った現在、事務局業務を当面の間、縮小し、事務局員の安全を確保したいと考えております。

そこで、今年も勤務時間を10時~16時に短縮し、そのまま継続することにいたしました。会員の皆様にご迷惑やご不自由のないよう努めてまいりますが、何卒、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。

公益社団法人日本栄養・食糧学会
事務局長 小出 和之