第53回国際栄養科学連合(IUNS)理事会報告
本会会長、IUNS理事 宮澤陽夫
日時:2014年2月6日、7日
場所:IUNS事務局(KENES Office)、アムステルダム、オランダ
出席者:Anna Lartey会長(ガーナ)、Alfred Martinez次期会長(スペイン)、V. Prakash副会長(インド)、 Helmut Heseker会計理事(ドイツ)、Catherine Geissler事務局長(英国)、前事務局長Rekia Belahsen (モロッコ)、Godwin Ndossi理事(タンザニア)、Teruo Miyazawa理事(日本)、Lynette Neufeld理事 (カナダ)、Reynaldo Martorell理事(米国)、Andrew Prentice理事(英国)
議題1
IUNS総会(2013年9月16日、18日開催、グラナダ)議事録の確認
総会出席の加盟国は54ヵ国であった。
現時点のIUNS加盟国は約100ヵ国であり、パレスチナとルワンダの加盟を新たに認めた。ベルギーとフランスの加盟団体の変更を認めた。オセアニアが新たにIUNS地域連合に認められた。
IUNSは国際科学会議(ICSU)に加盟し、IUNS Regions(地域連合)には、FANUS、NASN、SLAN、FANS、FENS、MENANAの6連合があり、IUNS Affiliated Bodies(特別連携団体)には、IOTF、WPHNA、ANS、IUFoST、APCNSなど10団体があり、また、IUNS Collaborating Organizations(協力団体)には、FAO、WHO、 UNU、NICEFなど8団体がなっていることを確認した。
2010年から2013年のIUNS財務状況が報告され、81ヵ国が加盟費を支払い、加盟費とICN2009収益の合計は約4,000万円であった。これに企業等からの協賛金を足してIUNS事業が運営された。
18名の理事候補者(任期2013-2017年)から投票の結果、Ndossi 23票(アフリカ)、Miyazawa 22票 (アジア・オーストラリア)、Martorell 21票(北米)、Neufeld 19票(北米)、Roy 19票(アジア・オーストラリア)、Prentice 19票(欧州)の6理事を選出した。
2021 ICN開催地の投票結果は、日本(東京) 32票、アイルランド(ダブリン)13票、中国(北京)8票であり、日本に決まった。
議題2
ICN2017の準備と支援のため、SAN(アルゼンチン栄養学会)と契約書を交わした。
議題3
ICN2013(グラナダ)の総括があり、総参加者数は4250名であった。
議題4
IUNS-UNILEVER Program(Nutrition education)を承認した。
議題5
IUNSの広報誌に、米国栄養学会のThe Annals of Nutrition and Metabolism誌を承認した。
議題6
IUNS Task Forcesに、
- 1. Diet, nutrition and long-term health
- 2. Traditional, indigenous and ethnic foods
- 3. INFOOD (Food biodiversity)
- 4. Prevention and control of malnutrition
- 5. Redefining diet quality
- 6. Capacity development in nutrition
- 7. Gene-nutrient interactions: knowledge to action
- 8. Nutrition and climate change
- 9. Risk and benefits of iron
- 10. Nutrition security and rural-urban transition
の、10テーマを承認した。