令和4年7日

日本栄養・食糧学会では、第76回日本栄養・食糧学会大会の一般演題の中から特に話題性が認められる演題として、下記の19演題をトピックス賞に選出いたしました。

トピックス賞は、話題性や実用性の高い研究成果を広く公開することによって本学会が今後より一層社会に貢献することを趣旨として、令和2年度の第74回大会から設けられました。大会一般演題の登録内容をもとにプログラム委員会および広報委員会が選考し、大会会頭が表彰いたします。

 

<A 基礎栄養・栄養生化学>

2F-08a 村上 俊輔(京都大)
小腸上皮モデルを用いたヨーグルトによるカロテノイド吸収促進作用機構の評価

2F-07p 武藤 明日香(京都府大)
腸ホルモンGLP-1の感覚神経・脳・副腎交感神経反射を介したアドレナリン分泌促進による体熱産生作用

2G-09p 神崎 圭太(川崎医療福祉大)
アルギニンの摂取がラット骨格筋mTORC1を活性化するメカニズム

3E-12p 荒川 航太(東京農大)
アスコルビン酸欠乏は肝特異的に抗老化タンパク質 SMP30のエクソソーム内分泌を促進する

 

<B 食糧科学・食品科学>

2L-09a 狩野 百合子(神戸女子大)
日常的身体活動下における普通脂肪食摂取ラットのオレウロペイン投与による体熱産生への影響

2L-15p 松山 弘希(宮崎大)
高脂肪食誘発性過体重に対する選択的な魚油摂取の影響

2O-09p 磯村 望(京都大)
メタボローム解析を用いた生理活性を有する食品成分のヒト体内動態評価のためのデータベース構築

2P-04p 西本 匠(京都大)
植物由来セラミドの摂取が老齢マウスの行動に与える影響

3L-09a 前田 賢人(九州大)
卵白タンパク質加水分解物はラットのオロチン酸誘導性脂肪肝を改善する

3N-07a 張 穂乃佳(東京農大)
エチル-α-D-グルコシドの摂食による皮膚構成分子への影響

3N-06p 丸亀 裕貴(九州大) 
ゴマリグナンによるグルタチオンS-トランスフェラーゼ活性化作用における マイクロRNAの関与の検討

 

<C 栄養生理・応用栄養>

3D-04a 水田 晴野(畿央大)
オコルニチンによるクとおいしさ増強のメカニズム ―新規コク味物質とコク味受容体の提案―

3F-02a 山崎 穂(徳島大)
廃用性筋萎縮におけるアコニターゼ活性の低下とその栄養学的保護

3M-07a 水落 圭紀(北海道大)
アネキシンA10遺伝子欠損マウスのパイエル板濾胞関連上皮層及びリンパ濾胞における遺伝子発現解析

2O-01a 足立 遥郁(山梨大)
胎生期のタンパク質制限は、離乳後のマウスの空腸において、IL1BおよびIL13の発現を増大させ、MUC2の発現を減少させる

 

<D 病態・臨床栄養/公衆栄養・栄養教育>

2E-10p 安岡 明希(大阪府大)
成人における動脈硬化性疾患リスクと血清25-hydroxyvitamin D濃度との関係

2H-02a 徳永 涼香(近畿大)
食用コオロギタンパク質の経皮感作能の検証と経皮感作アレルゲンの同定

2M-07p 煙山 紀子(東京農大)
非アルコール性脂肪性肝炎の肝線維化におけるinterleukin-21受容体(IL-21R)の関与

3K-02a 小栗 靖生(京都大/ハーバード大)
ベージュ脂肪細胞の増殖機構の解明および生活習慣病への応用

 

以上